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こんにちは!羽貫です\( ˆoˆ )/
今現在、暗号通貨の代表とも言えるビットコインでの次に暗号通貨の代表とされているのがイーサリアム(Ethereum)ですね。
イーサリアムから派生した仮想通貨も続々と誕生してきていますが、そもそも、
「イーサリアムとは何なのか?」
「イーサリアムとビットコインは何が違うのか?」
について調べてみました。
また、イーサリアムの機能を応用した仮想通貨がいろんな市場や場面で使われることが予想されていますが、まだまだ先の未来の話だと思っていませんか?
すでにリリースされていて実際に使えるアプリもあるのでご紹介します!
今までよりもイーサリアムがちょっと身近に感じられるのではないかと思います。
イーサリアムとはどんな暗号通貨?ビットコインとの違いは?
まずはイーサリアムとビットコインそれぞれの特徴を見てみましょう。
イーサリアムの特徴は?
2018年3月現在、イーサリアムは暗号通過の市場でビットコインに次いで2番目に時価総額が大きい暗号通貨です。通貨単位はイーサ(Ether)。
現在の価格はこちらです。(リアルタイムの価格を表示しています。)
公開されてから2018年3月現在までののチャートはこちらです。
イーサリアムとは、「通貨価値」+「契約という付加価値」をブロックチェーン上でやりとりするためのプラットホームです。
ピンとこないので・・・
- プラットホーム=ゲーム機本体
- 仮想通貨=ゲームソフト
と例えてみるとわかりやすいと思います。
Nintendo DSはDS専用ソフトを動かす(遊ぶ)ためのプラットホーム(基盤)というようなイメージですね。
イーサリアムというプラットホーム上で発行される通貨のことを「イーサ(ETH)」と言います。
でも多くの日本人は「イーサリアム」と呼ぶことの方が多いです。
このサイトでも「イーサリアム」と記載しています。
2013年にVitalik Buterinさんによって構想された暗号通貨。
次の動画は、Vitalik Buterinさんがイーサリアムに関して紹介しているYouTube公式チャンネルの動画です。
動画タイトル:Vitalik Buterin explains Ethereum
(英語の動画ですが以下の設定をすると日本語字幕で視ることができます。)
設定>字幕>自動翻訳>日本語を選択
Vitalik Buterinさんは2018年3月28日に東京大学で行われたイーサリアムジャパンのイベントに登壇しました。
イーサリアムのデメリットになっている「スケーラビリティ問題」についてフォーカスした公演を行なったそうです。
「イーサリアの処理速度をどうやったら早くできるのか」という研究が行われていて、試験的な運用も始めています。
今後のアップデートで改良されていく予定。
イーサリアムはまだ発展途上と言えます。
2018年中にアップデートが全て終わる見込みなので今後に注目したいですね!
「アップデートで価格が上がるのか?」について過去のチャートを比較した記事がこちらです。
ビットコインとは?
改めてビットコインの特徴を簡単にまとめてみました。
現在の価格・時価総額は以下の通りです。(リアルタイムの価格などが表示されています。)
公開されてから2018年3月現在までののチャートはこちらです。
2008年にナカモトサトシと名乗る人物がが提唱した論文からできた通貨。
特徴をごく簡単にまとめてみました。
・非中央政権
円やドルと違い、中央銀行が存在しません。
発行・流通・管理を行う組織が存在しないということが大きな特徴です。
・ブロックチェーン技術
ビットコインの管理と流通は「ブロックチェーン(分散台帳)」というネットワークで行われます。
取引の詳細や履歴をネットワーク上にあるコンピューターに分散して保存し、個々のコンピューターが情報を共有する仕組み。
「二重払い」や「偽造」を防止します。
正しい取引を行なっていることをみんなが見張って保証しあっているという事ですね。
ブロックチェーンの仕組みやメリットについてこちらの記事に詳しくまとめています。
・P2P
個人と個人の間で直接送ったり受け取ったりできます。(これをP2Pと言います。)
会社などの第三者を挟まないので手数料や手間がほとんどありません。
世界の裏側にいる人にでもメールのような感覚で送金することができるんです。
手数料はいくら離れていても数十円から数百円程度。
しかしビットコインにも問題がないわけではありません。
ビットコインのデメリットに関してはこちらの記事をご覧ください。
ビットコインの特徴を挙げてみましたが、イーサリアムでも同じ特徴があると言えますね。
特徴の次は「どんな違いがあるのか」みていきましょう。
イーサリアムとビットコインとの違いを比較!
イーサリアムとビットコインですが、難しい話は抜きにして実際に何が違うのでしょうか?
ビットコインはこの暗号通貨の先駆けにあたりますので第一世代といった位置づけでしょうか。
イーサリアムなど、ブロックチェーンの技術を利用して、通貨以外の機能がついている暗号通貨を「ビットコイン2.0」と呼んだりします。
イーサリアムはこのビットコイン2.0に含まれますね。
ビットコインとイーサリアムの最大の違い。
それは、過去のあらゆる契約をネット上に「保存」し「実行」する機能。
『スマートコントラクト(頭の良い、賢い契約)』と言われています。
もうちょっと具体的に説明すると、自分自身から誰かへの支払いをすることで契約を自動的に実行し、データとして保存していくことができます。
半永久的に世界中のネットワークに証拠として残し、「権利や契約が今どの状態にあるのか」を全て保存・管理することもできるのです。
公的な文章や何かの審査などの手続きには時間や費用がかかります。
例えば、銀行のローンの審査には何日もかかりますよね。
銀行などの機関が保証したり、人によって手続きされてきたことを自動的に行うプログラムを開発すれば「よりスピーディーで安い手数料」で実現できるんです。
また、スマートフォンアプリを使用した個人間の売買などでは、契約に関する問題が多く発生しています。
金銭のやりとりがあるものを全てデータとしてコストをほぼかけずに履歴を残すことができる優れもの。
イーサリアムはそのような契約上の問題の解決策になる可能もあるのです。
スマートコントラクトについてはこちらの記事で自動販売機を例にしてまとめています。
こちらの動画ではイーサリアムの持つスマートコントラクトに関するメリットの説明も出てきます。5:35からのブロックチェーンなどの説明がわかりやすいですのでおすすめの動画です。
動画タイトル:The future of money | Neha Narula
そんなイーサリアムは、これから大きな市場を持つ可能性のある、期待の大きい暗号通貨なのです。
ホリエモンこと堀江貴文さんも「イーサリアムやべえ。。。」とつぶやくほど!
→ http://horiemon.com/7176/
イーサリアムの利便性や信頼性、将来性の高さからすでに多くの大手企業から注目を集めています。
イーサリアムの将来性は?買い方も紹介
イーサリアムを使用するとどんなことが可能になるのでしょうか。
実際にリリースされているアプリも紹介します!
イーサリアムの将来性は?
代表的な機能である「スマートコントラクト」はオープンソースなので、誰でも自由に開発することができます。
2015年11月頃には、マイクロソフトがイーサリアムのスポンサーに決定しました。
マイクロソフトのクラウド基盤であるAzureにおいて、イーサリアムのブロックチェーンと機能を簡単に使うことができるようなインターフェースを提供することになりました。
イーサリアムというプラットホームで開発したアプリケーションをdAppsとか分散型アプリケーションと言います。
2017年の初め頃からICOが活発に行われていますね。
ICOを行うプロジェクトのほとんどがイーサリアムのスマートコントラクトを応用して分散型アプリケーションの開発や運営を行なっています。
ICOで発行するトークンはERC-20と言われるイーサリアムから派生したもの。
良いのか悪いのか、ICOは投機的な意味合いで広がっていますが、ICOの数だけプロジェクトや分散型アプリケーションが開発されているということですね。
まだ開発段階のプロジェクトがほとんどですが、実用化されていくと世の中がどんどん便利になりそう。
煩わしい手続きの待ち時間とか手数料とかなくなって欲しいですもん(^◇^;
そのうち印かんとか要らなくなるかもしれないですね!
医療や行政などは新しい技術を取り入れるまでは時間がかかると思います。
実用化まではまだ数年かかりそうですが、「スマートコントラクト」が「なくてはならない技術」になって行くのではないでしょうか。
「何年かすればスマートコントラクトが当たり前の技術になると思うよ」と言っていました。
今は投資の手段として捉えられている仮想通貨ですが、このように近い将来に実用されていきそうなものは期待したいですね!
イーサリアムから開発されたアプリを紹介
実際に利用できるイーサリアムのdAppsを一つ紹介したいと思います。
ETHEREMON(イーサエモン)というポケモンによく似たゲームです。
イーサリアムのブロックチェーン上で起動する「イーサモンスターを捕まえたりバトルできるゲーム」。
ゲーム内でEMONTという独自トークンを発行しています。
「イーサエモンを捕まえる=(契約)」ことを「トークンを送金(支払い)」によって実行するイメージです。
他のプレーヤーのイーサエモンをやっつけるとEMONTがもらえるんですよ。
ゲームの履歴もブロックチェーンに保存するのでデータがなくなることがありません。
「契約」と捉えると難しい気がしますが、ゲームで体感してみるとスマートコントラクトへの理解が深まるかもしれませんね。
他にもゲームがリリースされているので私も挑戦してみたいと思います!
スマートコントラクトを使ってゲームという架空の世界で遊ぶことができるわけですが、今後はどんどん実生活で使えるプロジェクトが増えていくことに期待したいですね。
イーサリアムの買い方は?
イーサリアムは国内取引所のほとんどで取り扱っています。
日本円で購入できるので、ビットコインと同様に手に入れやすいですよね。
私はセキュリティ面と資本面がしっかりしているビットフライヤーを利用しています。
ビットフライヤーは以下を始めとするセキュリティ対策を行なっており海外からの評価も高いそうですよ。
- 大半の仮想通貨をコールドウォレットに保管や分散管理
- 最強クラスの暗号化技術を採用
- 最強クラスの暗号化技術を採用
- アカウント凍結や自動ログアウトなどアカウント保護
また、三井住友銀行やみずほ銀行などのメガバンクや大手企業がスポンサーとなっていて資本面も国内最大級です。
取引に慣れてくると「できるだけ安い取引所で買いたい!」と思いますよね。
イーサリアムの取引手数料とスプレッドを比較して、【お得】に買える取引所を調べた記事もご覧ください。
以上、イーサリアムについてビットコインとの違いを比較しながらまとめてみました。
一番の違いは「スマートコントラクト」が通貨価値にプラスされた点ですね。
ブロックチェーンを利用して契約を自動で行うことができることで世界中の企業が開発を進行中です。
契約というと遠い話のような感じがしますが、実際にゲームもリリースされていて実際に遊ぶことができます。
イーサリアムのブロックチェーン上で開発されたゲームができるなんてワクワクしちゃいますね!
子供が中学生くらいになると(10年後)こういうゲームが当たり前になるのかな?なんて思いました。
ゲーム以外にも身近なところで使えるアプリケーションが登場して欲しいなと思います。
最後までお読み頂いてありがとうございました。