こんにちは!羽貫です\( ˆoˆ )/
仮想通貨がだんだん浸透してきて、日々新しいニュースが更新されていきます。
ビットコインってどんなものなのか知る上で、
- ビットコインは最初の値段はいくらだったの?
- ビットコインってどういう経緯を辿ってきたの?
- チャートや価格はどうだったのか?
というビットコインの歴史について興味があったので調べてみました。
今回は、ビットコインの歴史を価格やチャートで振り返ってみようと思います。
ご存知の通り、ビットコインは円やドルでは考えられないほど暴落しています。
ビットコインの歴史からわかる暴落のタイミングについても併せてご覧ください。
ビットコインの歴史を紹介!
仮想通貨の代表格であるビットコインの歴史をたどってみましょう。
チャートと照らし合わせてみると色々な出来事・事件に連動していることがわかります。
ビットコインの歴史
ビットコインにはどんな歴史があったのか、チャートや価格とともに振り返ってみたいと思います。
しかし、
2009年から2012年の年ごとのチャートが見つからなかったので掲載していません・・・m(_ _)m
2012年以前は大きな価格やチャートの動きがありません。
「ほとんど価値がなかった」という認識でいいと思います。
2013年以降はチャートを掲載しています。
1年の初値と終値もおよその金額を書いたので
「こんな時もあったんだな〜」
と振り返ってみてください。
2008年:ナカモトサトシによる論文が掲載
2008年10月:ナカモトサトシ(Satoshi Nakamoto)が論文を発表
ナカモトサトシと名乗る人物がインターネット上にビットコインに関する論文を掲載しました。
この論文を元にビットコインのプロジェクトが動いていきます。
ただ、ナカモトサトシについては国籍、性別がわかっていません。
個人であるのか、団体なのかも不明。
ナカモトサトシではないかと噂がたった人物もいます。
↓ ↓ ↓
2009年:ジェネシスブロック誕生
2009年1月3日:ブロックチェーンが稼働
ビットコインのブロックチェーン上に一番最初のブロックが記録されました。
ジェネシスブロック(Genesis block)とも言われます。
2009月01日12:最初のビットコイン取引(送受信)
ナカモトサトシからソフトウェア開発者であるHal Finneyへビットコインが送金されました。
ビットコインの送信が世界で初めての取引は開発者同士だったんですね。
2009年10月5日:New Liberty Standardがビットコインの法定価格を発表する
「New Liberty Standard」というのは仮想通貨取引所や企業ではなく、ネット上のフォーラムで使われたハンドルネームだそう。
個人なのか団体なのかはわかりませんでした。
ちなみに初めてついたビットコインの価格は日本円で0.07円。
市場価格などではなく、マイニングに使った電気代から算出したそうです。
一部のプログラマーの間でしか知られていなかったので、無理もありません。
市場に出回っているわけではないので、価格のつけようがなかったのではないかと思います。
2009年のビットコイン価格:0円→0.14円
2009年当時はほとんど価値がなかったんですね。
ビットコインはごくごく一部の人しか知らない存在だったようです。
2010年:ビットコインの歴史上初!ピザをビットコインで決済
2010年2月:世界初の仮想通貨取引所(Bitcoin Market)がオープン
2010年5月22日:2枚のピザ(2,600円)を1万BTCを交換
2枚のピザの価格(2,600円)を1万BTCで支払ったというエピソードは有名ですね。
ピザ屋さんがビットコイン決済を導入したわけではなく、
「プログラマーAが注文したピザをプログラマーBが1万BTCで購入した」という流れだったそうですよ。
Bitcointalkというメーリングリスト上のネットワークでのやりとりから始まりました。
こちら↓は実際にやりとりされたページです。
https://bitcointalk.org/index.php?topic=137.0
ちなみに2枚のピザを届けたのはPapa John’s(パパ・ジョンズ)というピザ屋さん。
毎年5月22日はビットコインピザ・デーとなっています。
2010年9月18日:初のプールマイニングに成功
Slush’s poolというマイニングプール(個人ではなく集団で出資してマイニングすること)によってビットコインの採掘が成功しました。
2010年ビットコイン価格:0.15円→27円
2010年は仮想通貨取引所が初めて運用されたり、マイニングプールが稼働し始めたりと、だんだんビジネス色が出てきます。
2011年:ビットコインが雑誌に取り上げられる
2011年03月6日:Mt.Goxが仮想通貨取引サービスを開始
Mt.Goxは最初から仮想通貨取引所を運営していたわけではありませんでした。
トレーディングカードゲームのオンライン交換所が始まり。
のちに買収されて仮想通貨交換サービスにも進出して行きます。
2011年4月:「Time誌」がビットコイン特集
世界的にメジャーな経済紙「TIME誌」にビットコインが掲載されたことで一般の人にも少しずつ認知度が上がり価格が上昇。
メディアに注目されたことにより急速にビットコイン価格が一時期31.91ドル(約1,400円)の高値を付けるほどに上昇しました。
2011年6月9日:Mt.Goxがハッキングを受ける
ビットコインだけでなく、ユーザー情報やパスワードまで漏洩してしまいます。
ハッキング事件によりビットコインが下落。
Mt.Goxってのちに起こる横領事件以外にもハッキングを受けた経緯があったんですね(-。-;
2011年ビットコイン価格:27円→過去最高1,489円→405円
2010年までは一部のプログラマーなどの技術者や専門家にしか知られていなかったビットコインが、メディアに掲載されたりして知名度をあげました。
2012年:ビットコインの半減期
2012年11月28日:初の半減期
マイニングによる報酬額が50BTC→25BTC になる
2012年11月15日Wordpressで決済導入
2012年ビットコイン価格:205円→1200円
半減期を迎えると市場に新規に発行されるコインの枚数が減るので価格が上昇すると言われています。
半減期の2カ月前は価格が下落していましたが、半減期の後は1BTCが1,000円を超えました。
実際にどのくらい流通していたのかはよくわからなかったのですが、期待感から購入する人が出てきたのではないかと思いました。
2013年:キプロス危機や中国の規制
2013年6月頃~キプロス危機によるビットコイン価格が急騰
1BTC=約3万円(266ドル)にまで上昇しました。
隣の国のギリシア危機のの影響から、銀行が破綻するという事態になります。
「自分の国の通貨が危ない!」
「自分の預金が無価値になる」
と危機感を覚えた人がビットコインを買うという行動に出たようです。
2013年12月5日:中国人民銀行が、中国国内の金融機関に対してビットコインの取扱を禁止
中国人民銀行は中国政府の中央銀行なので中国政府の意向でビットコイン取引を禁止したことになります。
中国ではビットコインが過熱していて、どんどん人民元が流れていってしまいました。
また、2013年当時では世界最大規模の取引所・BTC Chinaなどにも取引規制を指示したと見られています。
2013年12月4日に1BTC=1,240ドルと史上最高値をつけましたが短期間で30%以上の大暴落しました。
2013年12月4日:NHKでビットコイン特集を放送
1日でビットコイン価格が10万円に上昇します。
メディアの力ってすごいですね。
2013年ビットコイン価格:1200円→102,980円
(2013年以降はチャートがあるので掲載していきます↓)
2014年:Mt.Goxがまたハッキング?
2014年2月23日:Mt.Goxが「ハッキングを受けた」と発表
全取引を中止し、取引所を閉鎖しました。
被害額は当時のレートで約373億円分のBTCと現金約28億円。
しかし、のちに横領だったことがわかります・・・。
2014年7月17日:DELLでビットコイン決済を導入
2014年10月4日:突然、3万ビットコインが売却される
これにより、ガクッと価格が下がります。
2018年現在では3万ビットコインが売られてもそれほど影響はありませんが、当時は市場全体を揺るがす量だったんですね。
2014年12月、マイクロソフトでビットコイン決済を開始
2014年は日本国内でも以下の仮想通貨取引所が続々とスタートしていきます。
- bitFlyer
- Zaif
- bitbank
- QUOINE
- coincheck
2014年ビットコイン価格:102,980円→31,749円
2014年のビットコインのチャートはこちら↓
2015年:スケーラビリティ問題勃発!
2015年8月1日:Mt.Goxの元経営者マーク・カルプレス氏逮捕
口座残高不正操作で逮捕後、業務上横領の容疑でも再逮捕されます。
2015年8月15日:ビットコインコミュニティ(ビットコインを開発する団体)が分裂
いわゆるスケーラビリティ問題に対して、segwitで対処するか、ブロックサイズを拡大するかで議論が続くことになります。
こちらの記事で詳しく紹介しています。
↓ ↓ ↓
2015年10月8日:アメリカで仮想通貨取引所「Gemini」がスタート
2015年10月31日:イギリスの経済誌「エコノミスト」の表紙にBTCが掲載される
2015年ビットコイン価格:31,749円→51,406
2015年のビットコインチャートはこちら↓
雑誌に掲載されたりして海外を中心にビットコインの認知度が徐々に上がっていきます。
10月後半から価格がぐっと上がっていますが、アメリカで仮想通貨取引所が新たにオープンしたことで、ビットコインを購入する人が増えたことが考えられます。
2016年:2度目の半減期
2016年2月DMM.comでビットコイン決済を導入
日本国内の大企業では初めてビットコイン決済を導入しました。
2018年現在では大企業によるビットコイン決済の導入は進んでいますが、当時としては珍しかったですね。
2016年7月10日: 2度目の半減期
マイニングによる報酬額が25BTC→12.5BTCになる。
2016年ビットコイン価格:51,406円→116,396円
2016年のビットコインチャートはこちら↓
ちなみに私は2016年にビットコインを買いました。
当時のレートは1BTC=6万2000円くらいでした。
もっと買っていればよかった・・・!
2017年:仮想通貨元年!ICOも活発に
2017年2月9日:中国人民銀行が中国の仮想通貨取引所へビットコイン投資に警告
中国の中央銀行である「中国人民銀行」がビットコイン投資の過熱ぶりに警告を出します。
「人民元が流出してしまうことを防ぎたかったのではなか」とも言われていますね。
「ビットコインがマネーロンダリング(資金洗浄)に使われているという疑惑」もあったそう。
以下の中国仮想通貨取引所がビットコインの出金を停止。
- OKcoin
- Huobi
- BTCC
ビットコインの価格が120万円→107万円に暴落しました。
2017年4月1日:日本で「改正資金決済法」が成立
日本の法律に初めて「仮想通貨」が加えられました。
以下のような内容が定められ、これから徐々に規制されていきます。
- 仮想通貨の法的な位置付け(ビットコイン=通貨)
- 仮想通貨の取引所は金融庁の「仮想通貨交換業」の認定を受けなければいけない
- 仮想通貨取引で得た利益は雑所得として申告
2017年8月1日:ビットコインがハードフォーク
ハードフォーク(後戻りできないアップデート)によりビットコインが分裂。
ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しました。
ハードフォークについてはこちらの記事で詳しく紹介しています。
↓ ↓ ↓
ハードフォーク問題でビットコインがどうなってしまうのか、毎日ニュースをチェックしていたのを覚えています。
ハードフォークしてしばらくはビットコインキャッシュの価値について疑う人が多かったように思います。
今ではビットコインの牙城を崩す勢いのあるコインですよね。
2017年9月4日:中国政府が中国国内での「ICOによる資金調達」を違法と認定
2017年ビットコイン価格:116,396円→194万26円
2017年のビットコインチャートはこちら↓
2017年末のビットコインの上昇には誰もが驚いたと思います。
ビットコインとともにアルトコインも軒並み上昇。
「億り人」なんて言葉も聞くようになりました。
その後半分以下に暴落するなんて・・・泣
一方で、国内外で規制の動きも出てきた年でした。
2018年:ハッキングから消費者保護へ
2018年1月22日:ビットコインのライトニングネットワークを使って決済が行われる
2018年1月26日:Coincheckがハッキングを受けてNEMが流出
coincheck内の仮想通貨の保管方法に問題があったということで金融庁が業務改善命令を出されました。
また、出金や取引の制限も行われました。
その後、マネックスによりcoincheckが買収されますが、2018年7月現在、まだ完全にも業務が再開していません。
(新規登録停止中)
2018年中には完全復活すると思われます。
↓ ↓ ↓
2018年1月31日:韓国で仮想通貨の取引が規制される
韓国国内の取引所では本人確認が必須になり、匿名では取引できないようになりました。
仮想通貨規制のニュースが出されてから、130万円から80万円まで大暴落します。
6月~7月海外取引所で日本人の利用停止
- HitBTC
- Huobi など
2018年ビットコイン価格:194万26円→現在価格(こちら↓にリアルタイムの価格が表示されています)
ビットコインの暴落の歴史からわかること
2013年以降のチャートを見ていくと、大暴落を何度も経験してきています。
ハッキングや横領などのマイナス要素が絡んでいますが、
一番大きく影響しているのは「国家による規制」ではないでしょうか。
特に大口の投資家が参入している中国や一気に仮想通貨熱が上がった韓国などでは規制も厳しくなっています。
仮想通貨は世界中で取引されているので、市場全体に影響が出ました。
今後、仮想通貨の規制が進んでいくとまた暴落するかもしれません。
ニュースをチェックしておくのと、
「暴落した時には自分の資産をどうするのか」とあらかじめイメージしておくと慌てずに済むと思いました。
以上、ビットコインの歴史をチャートや価格を交えながらご紹介しました。
「ビットコインがこの先どうなっていくのか?」と気になりますが、歴史を振り返ってみるのもいいですね。
「他の仮想通貨の歴史も調べてみようかな?」と思います!
最後までお読み頂いてありがとうございました。