こんにちは!仮想通貨投資にチャレンジ中の羽貫です\( ˆoˆ )/

仮想通貨はそれぞれ独自の機能や特徴がありますが、紙幣にはない「匿名性」のある通貨がいくつかあります。

日本人に馴染みのあるのは

  • DASH
  • Zcash
  • Monero
  • Verge

あたりではないかと思います。

匿名性って便利なようで危ないんじゃないかと気になったので「Monero」に注目していろいろ調べてみました。

今回は、モネロコインの特徴とメリット、デメリットについて紹介していきます。

MONEROモネロのメリットデメリット


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Monero(モネロ)のとは?特徴やメリット・デメリットについて

まずはMoneroの概要についてみていきましょう。

モネロの概要や特徴
 

上の表に上限発行枚数が1840万XMRとありますが、
1840万XMR以降は0.3XMRずつ発行される仕組みなので上限はないと言ってもいいと思います。

ビットコインのような半減期もありません。
 

現在の価格はこちら(リアルタイムの価格が表示されまています)

 
 

MoneroはBytecoin(バイトコイン)から派生した仮想通貨。
Bytecoin(バイトコイン)は元々ビットコインから派生しています。

Moneroはビットコインの遠い親戚みたいな感じがしますが、どんな特徴があるのでしょうか。
 

モネロの大きな2つの特徴を見ながらメリット・デメリットについても紹介したいと思います。

  • 匿名性に特化(Crypt Noteというプロトコル)
  • マイニング難易度が低い

Crypt Noteで匿名性に特化

MoneroはCryptoNoteという匿名性に特化したプロトコルを利用しています。

Moneroのアドレス(以下「マスターキー」)は「閲覧用」「送金用」と2つの秘密鍵から生成されているため非常に長いです。

Monero:95文字前後
Bitcoin:27文字前後

Moneroは送信者を特定しにくく情報が守られやすい特徴があります。

 

Moneroは以下の流れで送金します。
 

「CryptoNote」によりワンタイムアドレス(一時的なアドレス)が生成
   ↓
ワンタイムアドレスにMoneroが送られる
   ↓
ワンタイムリング署名(複数人で公開鍵を共有する方法)により、グループの誰かが署名し、送金先のアドレスへ送金
   ↓
Moneroが着金!

 

Moneroはワンタイムアドレスに送ってから送りたいアドレスへ送金されるので、受信する側はどのアドレスから送られたのかわからないんですね。
(これを「ステルスアドレス」と呼びます。)
 

仮に第三者がマスターキーを見ても取引履歴を追跡することはできないのです。
 

また、ワンタイムリング署名というグループの中の誰でも署名が可能。
その署名が誰のものかわからないので、誰が送金したのかを特定することができません。
 

公開鍵を使っているグループまでは特定できても、個人を特定するのは難しいということですね。
 

このように匿名性を高めることに努め、セキュリティの高さに特化しているのがMoneroの特徴であり最大のメリットであると言えるでしょう。
 

上で紹介した『2つの秘密鍵とワンタイムアドレスによるセキュリティ』とは「簡単に開け閉めできない金庫」とも言い換えられます。
 
この裏を返すと利用するのに専門的な知識と数多くの手順を踏まなければならない…
デメリットとしては利便性を犠牲にしているとも言えます。

MONEROモネロの特徴 匿名性
 

マイニング難易度が低い

またPoW方式のマイニングではCPUの処理能力がモノを言うため、高性能コンピュータが用いられて消費電力が膨大であるという欠点があります。
 

Moneroのマイニングで要求されるCPUは一般的なパソコンに搭載されているもので消費電力もがすくない仕様になっています。

 
 
ビットコインでは、ASICというマイニング専用のコンピュータで、通常はこの専用機でマイニングを行います。
(ASICとは、通貨のアルゴリズムごとに開発されているマイニング専用機です。)
 

MoneroのCrypto Night(アルゴリズム)に対応するASICは開発されていないため、一般のコンピューターでもマイニングが可能。

個人で最も簡単にマイニングできるメリットがありますね!

マイニングを行う業者が一箇所に集中せず、分散されます。
 

また、PoS(プルーフオブステークス)方式ではコインを大量に保有している方がマイニングに有利になるため、大勢がコインを長期保有する傾向にあり、流通が活性化しにくい弱点もはらんでいます。

MoneroはPoW方式の採用によって通貨が利用されやすくなる側面も持っているんですね。

PoWとPoSの違いはこちらの記事にまとめています、

Moneroの将来性は?

将来性ですが、「需要が上がっていくこと」と「不正行為や犯罪に使われないこと」の2点が揃えば期待できると思います。

Moneroの需要は上がる?

Moneroは暗号通貨に対する深く正しい知識、そして適切なリスク管理能力が求められる暗号通貨。

サービスや決済への応用が利きにくく、企業などが導入しサービスが普及しにくいという弱点を抱えています。

利用者が増えなければ価値も下がります…なんとも難しいところですね。

逆に言えば、「匿名性が求められる限られたマーケットでの需要」が鍵

Moneroにはブロックサイズの制限がないのでスケーラビリティ問題が起こりにくいです。さらに送金スピードが2分という優れた決済能力があります。

匿名性が高い、言い換えると仕組みが外から見えにくい暗号通貨は特定国家や法律からの干渉を受けにくいそう。
 
手数料が割安など「実際の通貨」や「透明性を武器にした暗号通貨」にはない武器を数多く持っています。

匿名性を利用した不正行為や犯罪は大丈夫?

匿名性が高いと不正行為や犯罪に使われちゃうんじゃないの?と疑問に思います。
 

2018年1月には北朝鮮が海賊版の漫画サイトに「マイニングウイルス」を仕込むという事件も起こりました。
(マイニングウイルスとは、他人のPCやスマホのCPUを使って勝手にマイニングされ、報酬は別ウォレットに送金されるウイルスです。)

他にもマネーロンダリングなども考えられますよね。
 

専門家の間では「Moneroは流通量が少ないことから大きな金額が動けば必ず何らかの痕跡が残る。これが抑止力になる」
との見解も出ているため、犯罪に利用されるリスクが高いかといえば必ずしもそうとは言えません。
 
 
気になる価格はどうなるでしょうか?
Moneroが2014年にMoneroが発行されてから2018年4月現在までののチャートはこちらです。
 
モネロのチャート
 

アルトコイン全般に言えるかもしれませんが、仮想通貨の売買=投機目的になっている状態では、ビットコインや主要アルトコインのチャートに左右されると思います。
 
つまり、数ヶ月とか1,2年単位で見たらビットコインの価格が上がればMoneroも上がり、ビットコインが下がればMoneroも下がるという状態になると思います。
 
 
ビットコインかビットコインキャッシュが2018年夏頃に200万円になる?という予想も出ているので期待せずにはいられません!
こちらの記事にまとめています。

 

Moneroを買うには?上場中の取引所は?

過去にcoincheckで取り扱っていましたが、金融庁からの業務改善命令を受けて取引を制限しています。

2018年4月16日時点ではMoneroを取り扱っている取引所は日本にありません
 

(ちなみに、coincheckが金融庁に仮想通貨取引業に認められなかったのはDASH、Monero、Zcashという匿名通貨の取り扱いを行なっていた為とも言われています。)
 
 

購入するには海外の取引所を利用することになりますね。
 

Moneroを上場している海外取引所はいくつかありますが、私はBinanceを利用しています。
 
バイナンスのロゴ
 

世界で一番多くXMR/BTCでの取引が行われているのがBinanceです。(2018年4月18日現在)

取り扱い銘柄数が多くて日本人からも人気の海外取引所。
 

海外取引所の手数料は0.2~0.25%くらいが多いですがBinanceでは0.1%と安いです。
さらにBinance独自のコイン「BNB」で手数料を支払うと半額(0.05%)になりさらにお得!
 

Binanceについてはこちらの記事をご覧ください。

 
 
 

以上、Moneroの特徴やメリット・デメリットをまとめてみました。

匿名性のある通貨は犯罪に使われる可能性がどうしてもありますが、Moneroの送金スピードやセキュリティの高さには期待したいですね。

犯罪などではなく、真っ当な使い方が広まれば今は日本で上場している取引所はありませんが、今後上場する可能性も出てきそうだなと思いました。





最後までお読み頂いてありがとうございました。