こんにちは!羽貫です\( ˆoˆ )/

プルーフオブステークとは

暗号通貨とは一体なんなのかを知る上で、その仕組みや技術を知ることはとても重要です。

今回は仕組みとしてとても重要な『プルーフオブワーク』『プルーフオブステーク』についてまとめました。


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プルーフオブワークとは?

『プルーフオブワーク』を英語で書くと『Proof Of Work』で、直訳すると『仕事の証明』という意味になります。(POWと書かれることもあります)

ビットコインのネットワークを支えるシステム(仕組み)。
プルーフオブワークには欠点やビットコインの存在を揺るがす懸念材料もあります・・・。

プルーフオブワークの仕組みは?

プルーフオブワークを簡単にに説明すると、取引の承認の『仕事量』によって改ざんを防止し、正当性を保つ仕組みです。

承認者には通貨が与えられるため、承認者のことを採掘者(マイナー)と呼び、承認する作業のことを採掘(マイニング)と呼びます。

承認において、取引自体が正しいかハッシュ値の計算を行いますが、解読する値のことを『nonce(ノンス)』と言います。

この計算(解読)する作業自体が採掘(マイニング)を行っていることにあたり、取引のデータを残すお手伝いをしています。

コンピュータの計算能力が高いほどコインを入手できますが、膨大な計算量が必要なため多量な電力が必要になることがデメリット。

ビットコインの採掘量は、この『Work(仕事量)』に応じて大きくなるように設定されています。

仕事をすればするほどマイニングに有利になっていくんですね。

では、『取引の承認』がなぜ偽造を防ぐことができるのかを説明していきます。

実際にハッキングし、コインを偽造するには様々な取引のデータ(ブロックチェーンのブロック)を改ざんしなければなりません。

マイニング(採掘)には約10分程度の時間を要しますが、取引の情報は解かれるたびに、次のブロックへと解いた情報と一緒に派生していきます。

このため、途中のブロック一つのデータの改ざんを行っても次のブロックがあるため情報が嘘だと見破られてしまいます。

プルーフオブワークとは

51アタックとは?

偽造をしようとする人の数よりも、取引をする人(承認する人)が多いため、次々にこのマイニング(採掘)が行われ正しい情報を作り出し、不正ができない仕組みを作っています。

ということは、、、偽造をする人の方が多ければ、不正ができてしまう!?

プルーフオブワークには『51%アタック』という弱点が存在します。

金融に似つかない可愛いネーミングですが、個人やグループなどの採掘(解読)速度の支配が51%以上になってしまうと不正が可能になってしまいます。

ただし、不正が可能になってしまうと、もしその不正を行おうとした人物がビットコインを持っていた場合、ビットコインの価値を下げてしまうことになるので、そのような不正をすることは考えにくいです。

考えられるとすれば、ビットコインに代わる暗号通貨の開発者や関係者が51%アタックをしかけることです。ビットコインの信頼性を下げ、自分のコインの価値を上げるためにやるかもしれません。。。

プルーフオブステークとは?

プルーフオブワークとプルーフオブステークの違い

それでは『プルーフオブステーク』とは何なのでしょうか?
プルーフオブワークとの違いやメリット・デメリットを見ていきましょう。

プルーフオブステークスとは?プルーフオブワークとの違い

英語で『Proof Of Stake』と書き、直訳すると『出資金(掛け金)の証明』になります。(POSと書かれることもあります)

プルーフオブワークの代替システムで、暗号通貨におけるネットワークシステムです。

『ブルーフオブワーク』では仕事量によって承認の割合を決めていましたが、『プルーフオブステーク』では、コイン(出資金)を持っている割合で取引の承認の割合を決めるということですね。

取引の承認の割合を、コイン(出資金)の所有割合で決める利点としては、マイニング(採掘)を企業が独占してしまうことを防ぎ、前述のような51%アタックを防ぐことができます。
 

  • 計算を行うことで、一番最初の承認作業を行ったことになり報酬(金利)を受け取る『プルーフオブワーク』
  • コイン(出資金)を多く持つことで、一番最初の承認作業を行ったことになり報酬(金利)を受け取る『プルーフオブステーク』


 
と考えるとわかりやすいです。

プルーフオブステークにおいては、プルーフオブワークのようなコンピューター性能や莫大な電力を必要とした計算はありません。

その代わり、使用する通貨によってハッシュ値の計算範囲が狭くなる仕組みになることで証明が行われています。

通貨をいっぱい持っているマイナーが計算が楽になるというイメージ。

プルーフオブワークのデメリットは?

もちろん、このプルーフオブステークも利点だけではありません。

コイン(出資金)の割合が多ければ報酬を得られるので、手放さない(長期保有)可能性があり流動性が低くなってしまう可能性もあるということです。

プルーフオブワークとプルーフオブステークの意味

様々な技術とシステムによって成り立つ暗号通貨、もちろん実際に利用する上に置いて、最も重要なことではありません。

しかし、今後どんどん新しい通貨も出てきます。
どういった仕組みなのか知っておくとトレンドもわかると思います。

ちなみにイーサリアムはプルーフオブワークからプルーフオブステークスに移行するアップデートを進めています。
 
 
 

今回は、プルーフオブワークとプルーフオブステークの意味と違いを紹介しました。
 
どちらがいいか意見が分かれるようですが、「トレンドとしてはプルーフオブステークスなのかな?」と思います。

さらに、プルーフオブバーン(Proof of Burn)という方法を選択する通貨も出てきています。

どんな承認方法が支持され、今後淘汰(とうた)されていくのかにも注目したいと思います。





最後までお読み頂いてありがとうございました。