2017年12月12日にビットコインから「スーパービットコイン」が分裂しました。
ビットコインゴールドやビットコインプラチナなどハードフォークでいくつものビットコインの派生コインが作られました。
それぞれ特徴が少しずつ違いますが、中でもスーパービットコインはたくさんの機能を実装するということで気になる存在です。
そこで今回は、スーパービットコインの特徴や取引所についてまとめました。
スーパービットコイン とは?
スーパービットコインはイーサリアム・ライトコイン・Zcashなどの特性をビットコインのブロックチェーン上で実装する仮想通貨です。
その特徴について詳しく説明します。
1.スマートコントラクト
2.ライトニングネットワーク
3.8MBのブロックサイズ
4.ゼロ知識証明
1.スマートコントラクト
ブロックチェーンでコインを送受信するだけではなく、トランザクションに契約などの文章も書き込んで契約を自動で執行する事ができる技術です。
イーサリアムを筆頭に多くのアルトコインでも実装されています。
スマートコントラクトについてはこちらの記事で詳しく説明しています。
2.ライトニングネットワーク
ライトニングネットワークとは、少額決済をスピーディーに・手数料を安く抑えて処理することを目的としブロックチェーンの外でも取引を行う事ができる技術です。
仮想通貨ライトコインにも実装されています。
ライトコインについてはこちらの記事で紹介しています。
3.8MBのブロックサイズ
ブロックサイズとは、トランザクションを格納するブロック大きさのことです。
ビットコインのブロックサイズは1MB。
スーパービットコインは8MBのブロックサイズを実装しました。
ブロックサイズが大きい方が一度に多くのトランザクションを承認する事ができるので、取引が承認されるまでの時間が早くなります。
ビットコインのスケーラビリティ問題についてはこちらの記事で詳しく説明しています。
4.ゼロ知識証明
ゼロ知識証明とは、匿名性が高くなる機能です。
噛み砕いて説明すると、秘密の情報の中身を知らせないまま相手に「自分が秘密情報を知っている」ことを認識させることです。
秘密情報の中身を部外者に知られないまま取引や契約を行う事ができます。
Zcashにも実装されていますね。
以上のような特徴がありますが、分裂後から1年くらいかけて徐々に実装して行くそです。
2018年5月31日 ゼロ知識証明実装
スーパービットコインの概要について以下にまとめます。
発行枚数:2121万枚
アルゴリズム:PoW(Proof of Work)
リプレイプロテクション:実装
初値:約25,000円
21万枚(総発行数の1%)はプレマイニングされています。
プレマイニングされたスーパービットコイン財団によって管理され、開発者への謝礼や運営費用になるようです。
ハードフォークでスーパービットコイン を付与した取引所は?
ハードフォークによりスーパービットコインを付与した取引所はBinanceのみのようです。(2018年1月10日時点)
Binanceのホームページによると、12月29日の498,888番目のブロックの時点のBTCの残高と同量のスーパービットコインの付与を行うことを発表があった通り、付与が行われました。
ただし、売買についてはまだ発表がありません。
取引を行うための承認作業などが行われているようです。
日本国内での取引所では対応しているところはありません。
スーパービットコインを購入方法は、下記の流れになります。
2.国内取引所でビットコインを購入
3.ビットコインを海外取引所に送金
4.ビットコインでスーパービットコインを購入
スーパービットコインのホームページによるとスーパービットコインを扱う取引所は下記の通りです。
中国系の取引所が多いですね。
以上、スーパービットコインについて特徴やハードフォーク後に付与を行った取引所についてまとめました。
スーパービットコインの4つの特徴は以下の通りです。
1.スマートコントラクト
2.ライトニングネットワーク
3.8MBのブロックサイズ
4.ゼロ知識証明
ビットコインからハードフォーク後、1年くらいをかけて徐々に機能を取り入れていく予定なので、どのように価値が変動するのか気になりますね。
ハードフォーク後に中国の取引所のBinanceで付与されましたが、日本の取引所取引が行えるのはまだまだ先になりそうだと思いました。
最後までお読み頂いてありがとうございました。