2016年から2017年にリップルと交換可能で紹介料やボーナスがもらえるというふれ込みで販売されたコインですが、2017年10月に販売終了になっています。

その後、クローバーコインがどうなったのか気になったので調べてみました。
そもそもクローバーコインとはどんな仮想通貨なのか、仕組みについて、取引所に上場の噂などについてわかったことをまとめてみました。
クローバーコインのロゴ

仮想通貨を買うならホワイトリストに入っている銘柄がリスクが少ないと思います。

 
国内最大級の取引所ビットフライヤーの登録方法はこちらの記事で紹介しています。

 


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クローバーコインとは?

クローバーコインは一体どんな仮想通貨なのかでしょうか?
 
クローバーコインを一言で表すと「リップル(XRP)の引換券」です。
 
登録料3,240円を払ってクローバーコイン6000口(30,000円分)を購入すると20%分のXRPが付与される仕組みです。
 
クローバーコインとは詐欺?怪しい?
 
リップル(XRP)とはアルトコインの一つ、Googleが投資したことから注目を集める暗号通貨。
クローバーコインを購入して手に入ったリップルの値が上がるほど得をするわけですね。
 
一方のクローバーコイン単独での価値は…わかりません(汗)。
少なくともクローバーコインの取引所が存在しない(2018年3月現在)以上、市場価値はないと判断した方が確実です。

クローバーコインの仕組みは?怪しい?

「クローバーコインを買うならリップルを直接買った方が良いのでは?」と思うかもしれません。
リップル20%のためにクローバーコインを購入するメリット、それは紹介者報酬です。
 
上の画像の【クローバーコイン内訳】の欄に「販売報酬60%」との項目がありますね。
クローバーコインを知人に紹介すると購入者から集めた60%を報酬として貰える仕組みになっています。
 
クローバーコインの報酬プラン
 
また、知人が新たに顧客を獲得すれば紹介者に報酬が入る『ユニレベルボーナス』なる仕組みも存在します。
 
 
クローバーコインを紹介すればお金が貰える、紹介した人が別の人に紹介すればまたお金が…。
ネズミ講を連想させるこの仕組みが「詐欺」という印象を持ってしまうのは私だけでしょうか。
 
もう一つ怪しいと思わせる点は、公式ページ(http://48hd.co.jp/)に資本金や特定商取引法などの情報がないことです。
説明会に参加して登録費用を払わないと購入できないという要素も怪しさに拍車をかけます。
 
 
私も知人から「クローバーコインの説明会に行かないか?」と誘われた事があります。

  • 説明会参加費が500円かかる
  • 参加した人のほとんどは購入してるらしい

と聞いてちょっと引っかかりました。
子供がまだ1歳未満だった事もあり、お断りしました。
 
知人からは「上場すれば○倍になる」「リップルは○倍になったからこれからクローバーコインも儲かる」等の説明がされましたが、勧誘方法などに問題がありました。

クローバーコインが取引停止?取引所に上場はいつ?

連鎖販売方式での集客においての不備」や「不確実な内容(○倍になるなど)による勧誘」に問題があり
2017年10月27日に消費者庁から措置命令を受けています。
 
措置命令を受けてから現在(2018年3月20日)までの流れを整理してみました。
 
 
2017年10月27日、消費者庁から「特定商取引法による措置命令」を受ける
新しく顧客を勧誘することやクローバーコインを販売を停止
 
クローバーコインの販売自体は2017年10月3日時点で中止していましたが、会員の勧誘や説明会は行われなくなりました。
クローバーコインに関係する銀行口座も凍結され、返金に応じることもできなくなりました。
 
 
2017年11月15日、返金へ対応を始める
48会員に対して返金対応
 

  • 「絶対に儲かる」「〇倍にもなる」などの不実告知をされて入会した人
  • 概要書面を渡されずご理解してなかった人

返金については広く応じているようでしたが、2018年2月5日に返金を締め切っています。

2月に香港の取引所に上場する?という噂があったので、返金を取りやめる申請をした人もいたようです。
 
 
2018年2月15日に取引所「BauhiniaExchange(バウヒニア)」に取引登録?
香港の取引所に上場するというメールを会員に配信
 
しかし、ウォレットの準備やシステムの調整などのために3月上旬に延期。

会員に対しては3月に取引できるように口座開設を勧める内容もありました。
バウヒニアを利用して以下の流れでクローバーコインの配布を予定していました。

48会員ページでクローバーコインの枚数を確認(仮想通貨交換の媒介)
    ↓
バウヒニアのマイページで「トランスファーリクエスト(交換)」を申請
    ↓
ウォレットへクローバーコインが送信される

 

2018年3月2日、トランスファーリクエストの申請に問題があると北海道財務局から指摘を受ける
金融庁による仮想通貨交換業の登録がされないと違法になるため、一旦バウヒニアへの申請を停止。

48ホールディングスの利用者の「仮想通貨の売買や仮想通貨同士の交換」に関して「媒介(バウヒニアで交換申請させること)」を行う場合、「仮想通貨交換業」とみなされます。
 
金融庁へ「仮想通貨交換業」の申請をせず承認も得ていないのに会員ページ上のコイン数とクローバーコインの交換を仲介したことが問題だったということですね。
 
 
申請再開の予定などについては発表されていないので、この先どうなるのかわからないですね・・・
 
仮想通貨取引業の申請には少なくとも3ヶ月はかかりますし、審査も厳しくなっているのが現状
結構険しい道のりではないでしょうか。
 
消費者庁から「特定商取引法による措置命令」を受けたり、財務局から仮想通貨交換業に登録の必要性を指摘されたりと、法律関係に弱いんだなというイメージを持ってしまいます。
 
クローバーコインは「詐欺」と言われることもありますが、最初から詐欺のつもりはなくても
「法律に準ずることができなければ、詐欺と同等になってしまうのかな?」なんて思いました。
 
クローバーコインは「詐欺コイン」という評判が広まってしまうのも無理はないですね・・・。

クローバーコインのホワイトペーパーが公開

クローバーコインのホワイトペーパーを公開しています。
http://popxjwpgwn.pic9.eznetonline.com/upload/clovercoin_20180116_hzg7.pdf
ホワイトペーパーって仮想通貨の発行枚数やアルゴリズム、発行目的などについて事細かく何十ページにも渡って記載されているものだと思っていたのですが・・・
 
表紙も合わせてわずか7ページ。
 
 
ホワイトペーパーの内容から重要なポイントをまとめてみました。
 
クローバーコインとは、地球の生命の子供達の未来を応援するプロジェクト
 
小児医療や孤児院等の福祉施設等への応援(寄付を通じて活動を支えること)などの事業を目的としているようです。
ECR20トークンなのでスマートコントラクト執行時の手数料のうち20%が寄付される仕組み。
クローバーコインが使えるマーケットをネット上に展開したり、ゲームなどをリリースし、取引を活発にさせることで手数料発生を狙っているようです。

また、手数料の20%以外に有志での寄付も可能です。
ブロックチェーンを応用して寄付することで以下の2つのメリットがあるそうです。

  • 寄付先の団体のウォレットへ送金することで「寄付がどこで使われたのか」明確にできる
  • 寄付支援活動の全ての内容がブロックチェーンに登録・記帳される

 
支援先の団体はいくつか決まっているようですが、具体的な名称は出されていませんでした。
 
そして有志で寄付した人はホームページやウォレットに掲示されるそうです。
 
これは仮想通貨のブロックチェーンの持つ公平性としてはあり得ると思います。
 
ですが多くの仮想通貨のウォレットと個人情報は結びつかないようになっています。
48ホールディングスがウォレット情報と個人情報を管理するということなのでしょうか?
 
 
そして最大のツッコミどころですが、クローバーコインの目玉として説明されてきた「リップルとの交換」はどこへいってしまったのでしょうか??
 
リップルと交換できるから将来性がある!と思ってクローバーコインを購入した方も少なくないはずです。
ホワイトペーパーにはリップルの文字は見当たりません・・・
 
ネットでは
「クローバーコインとリップルは無関係」
「説明会で勝手に言っているだけで、48ホールディングスはリップルと交換できることを保証しているわけではない」
などと書かれていますね。
 
 
真相は取引所に上場してからわかるのかもしれません。
2018年2月~3月に香港の取引所「BauhiniaExchange」に上場するという予定でしたが、現在は上場の目処は立っていないようです。
 
クローバーコインを購入した人もたくさんいると思うので、いい方向に動いて欲しいと思います(> <)   仮想通貨を買うならホワイトリストに入っている銘柄がリスクが少ないと思います。





最後までお読み頂いてありがとうございました。