こんにちは!仮想通貨投資にチャレンジ中の羽貫です\( ˆoˆ )/
 

ビットコインから始まり毎年数多くの仮想通貨が公開されていますが、中でも一躍注目を集めているのがAUGUR(オーガー)です。

2015年8月のクラウドセール(先行販売)から2016年10月の公開には約20倍の価値がつきました。

そんなAugurとはどんな仮想通貨なのか、見ていきましょう。


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Augur(オーガー)とは?

AUGUR(オーガー)とは

Augurとは「胴元の存在しない先物市場」のことで、未来予測を賭けの対象にしたサービスです。
 

公式サイトで公開している説明動画がこちら↓です。

動画タイトル:Augur – How A Decentralized Prediction Market Works (Narrated by Shooter Jennings)

(日本語字幕の設定方法→→画面右下の「設定」>字幕>自動翻訳>日本語)
 

ちなみにAugurは英語で「占い師」の意味があります。

Augurでは”評判(=Reputation)”を意味する共通通貨「REP」が利用されます。

リップルの「XRP」と間違えそうですね・・・。
 

例えば「2016年大統領選で勝つのは誰か?」というイベント(Augur内でのお題のこと)があったとします。

このお題に対して参加者は予想してREPを支払います。当たれば倍率に準じて配当を得る、外せば元手を失うという仕組みになっています。

「通貨」としての役割を持つビットコインとは趣旨からして大きく違いますね。

Augurの特徴

AUGURの特徴
 

Augurの基本情報はこちら↓。
オーガー基本情報
 
 

Augurの大きな特徴は「胴元が存在しない賭け事」であることです。

 
胴元とは、ゲームから配当までギャンブルの全てを管理する元締めのこと。

多くのギャンブルには胴元が存在します。

例えば、カジノによくあるルーレットやバカラといったゲーム内容や分配方法はカジノの運営者(胴元)が決めていますよね。

参加者の賭けたお金うちの何割かは胴元に入ります。

それに対してAugurでは以下の流れを胴元が運営するのではなく、ブロックチェーン上で行います。

ブックメーカーがREP支払い
   ↓
お題を提示(例:W杯で優勝するのはブラジル?スペイン?  など)
   ↓
参加者が結果を予想して賭ける(オッズ比が決定)
   ↓
結果をレポーターが報告
   ↓
報酬を分配

 

お題だけでなくオッズ(倍率)についても胴元が存在しないので参加者によって決まります。

2016年のトランプとヒラリーが争ったアメリカ大統領選を例に挙げると、

「トランプが勝つ」と考える参加者が多いほどトランプのオッズは下がり、相対的にヒラリーの立候補者のオッズが上がります。

そして結果の判断は「レポーター」と呼ばれる、事実の認定を行う人々によって行われます。

レポーターは事前に保証金を支払い、予測に対して実際には何が起きたのか報告する義務があります。

レポーターは正しい報告を行えば報酬を得られますが、誤った報告を行えば保証金を失いますので不誠実な報告が行われることはまずありません。

またレポーター全員の報告を総合して結果が判断されますので、一部の人間によって答えが捻じ曲げられることもない(不正ができない)ということ。

ブロックチェーン技術によって、一部の人間の主観的な判断や八百長が排除された先物市場が構築されるのです。

Augurの今後

AUGURの今後 将来性

Augurの使い方はギャンブル的に利益を得るだけではありません。

例えば、会社のプロジェクトなどで景気動向や世界情勢を予測しなければならないとします。

そこでブックメーカーとなってオッズから判断する…なんて使い方もできるかも知れません。

また Augurは既に保険業界へ大きな衝撃を与えているようです。
 

未来予測市場と保険業界ってかけ離れた存在のように感じますが、どういうことなのでしょうか??
 
 

一般的な保健のシステムは、定められた期間に保険料を払い続け、病気などにかかったら医者などの診断結果を元に保険会社が保険金を支払う仕組みです。

ここには支払われる金額の計算は保険会社の決めた通りになります。

しかしこれをAugurの仕組みを利用すると保険のシステムを次のように行うことができます。

ブックメーカーがREP支払い
   ↓
お題を提示(自分は病気にかかって入院する?入院しない?)
   ↓
自分で結果を予想して賭ける(自分は病気にかかって入院するだろう)
   ↓
結果をレポーターが報告(ここでは医療機関や準ずる機関がレポーター)
   ↓
報酬を分配(保険料)

「自分は近々病気にかかる」と予想を立てた人が掛け金を支払ってイベントに参加し、予想を外して健康だったなら掛け金は没収されます。

病気にかかった場合は医療機関などがレポーターとなり、病気だと判断されれば配当金が支払われるということですね。
 
 

実際に運用する上では法律や結果判断の信頼性など課題もあるものの、いずれは保険会社というシステムが必要なくなるのでは…とすら言われています。

Augur(REP)を扱っている取引所は?

日本ではAugurの取引はできないのが現状です。

Augur(REP)はcoincheckで取り扱いされていましたが、2018年1月のNEMハッキング事件以来、コインチェックでの取引を停止しています。

Poloniexなどの海外取引所で取り扱っていしたが、2018年5月10日にBinanceに上場されました。
(Binanceに上場したことで価格が高騰しています。)
 

こちら↓は公開されてから2018年5月12日までのチャート。
Augurのチャート
 
 
そして現在の価格がこちら↓です。

日本では匿名性通貨の取り扱いをしている取引所は金融庁の定める「仮想通貨交換業者」へ登録が難しくなっています。
 

そのためギャンブル性もある未来予測市場の特徴を持ったAugurを取り扱うことに対しても慎重になるのではないかと思います。
 
 
Augurを上場したBinanceは日本人にも人気の海外取引所。
仮想通貨取引所Binance
 

全通貨の取引手数料が0.05〜0.1%と国内取引所に比べて安いのでおすすめですよ。

Augur(REP)が上場しているBinanceの登録方法についてはこちらの記事をご覧ください。

 
 
 

以上、Augur(REP)の特徴や仕組みについてまとめました。

Augurはまだβ版しかリリースされていないので今後の成長に期待したいですね。

日本では実用化が難しいかもしれませんが、世界的にみたらこれから利用が拡大していくプロジェクトだと思います。





最後までお読み頂いてありがとうございました。