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2017年7月11日に公開され、一気に価格が高騰したIOTA(アイオータ)に注目が集まっています。
一時はRipple(リップル)よりも高値で取引されていましたね。
今回は仮想通貨IOTA(アイオータ)の特徴や将来性、購入できる取引所についてご紹介したいと思います。
仮想通貨IOTA(アイオータ)の特徴や将来性は?
IOTA(アイオータ)にはビットコインやイーサリアムなどの仮想通貨とは違った特徴があります。
IOTA(アイオータ)の気になる将来性はどうなのでしょうか?
まずは特徴についてご紹介します。
仮想通貨IOTA(アイオータ)特徴は?
IOTA(アイオータ)の主な特徴は以下の通りです。
- IoT(インターネット・オブ・シングス)のための仮想通貨
- Tangleというブロックチェーンではない送金システム
- Tangleにより送金手数料が無料に
- 発行枚数は27億枚
IOTA(アイオータ)はIoT(インターネット・オブ・シングス)、つまりモノのインターネットのための仮想通貨として生まれました。
IoTについて簡単に説明すると、モノ同士をインターネットに接続して操作するという事です。
家電製品で例えると、エアコンにインターネットを繋げば、外出先からスマホで家のエアコンに接続し、「午後6時に室温を28℃にしておいて」などの操作ができるようになるという事です。
家電業界やハウスメーカーなどでも少しずつ技術が取り入れられていますね。
IoT(インターネット・オブ・シングス)ではデバイス同士で通信を行いますが、現在の通信方法では通信料金が発生します。
IOTA(アイオータ)は「Tangle」という送金システムを採用することで、送金手数料がゼロ、かつ取引の承認を瞬時に行うことを可能にしています。
もし、ウェアラブルデバイスで異常を発見したら救急車を呼ぶという場面で、取引の承認に30分もかかっていたら問題ですよね。
Tangleについてブロックチェーンと比較しながら簡単にご説明します。
ブロックチェーンで取引が完了するにはマイナーによる承認が必要になります。
通常でも10分程度かかりますし、取引量が多い場合は取引が完了するまで半日かかることもあります。
Tangleで取引が完了するにはデバイス同士で取引の承認を行います。
新しい取引が行われると2つ前の取引を承認するというルールがあり、取引が多くなるほど承認するスピードが速く、多くの取引を承認できる仕組みです。
図にすると↓のように取引が網目のように絡み合ったような状態になります。
Tangleにはブロックが存在しません。
小型のコンピューターでもでも承認作業ができるほど計算の難易度が低いことも特徴ですね。
仮想通貨IOTA(アイオータ)将来性は?
IOTA(アイオータ)を利用したいという企業が増えているようです。
イスラエルのSirn Lab(シリン ラボ)社ではIOTA(アイオータ)を利用したIoTを内蔵したスマートフォンを開発しています。
また、IOTAを開発したIOTA財団はデータをIOTA(アイオータ)のプラットフォームを利用したIoTの新しい市場を作りました。
これはデータマーケットプレイスと呼ばれます。
MicrosoftやISBMなど世界中の20以上の企業が参加しているそうです。
日本企業では富士通も参加しています。
データマーケットプレイスに寄せられた富士通の英文のコメントを翻訳すると、「IOTAなどTangleの技術を取り入れたエコ製品の製造を行う予定です」とのこと。
企業が提供するIOTA (アイオータ)がベースとなるプラットフォームに接続すると、自身のデータを不正なく売り出すことも可能になるそうです。
気象データや健康分野など幅広いジャンルでの応用を予定しています。
IoTの需要が高まるにつれて各企業がIOTAを活用するので、IOTA(アイオータ)の価格も上昇するのではないでしょうか。
仮想通貨IOTA(アイオータ)を購入できる取引所は?
2017年12月現在、日本国内の取引所ではIOTA(アイオータ)は取り扱われていません。
IOTA(アイオータ)を取り扱う海外取引所は以下の通りです。
- Bitfinex
- Binance
- Coinone
ちなみにBinance海外取引所ですが日本語にも対応しています。
IOTA(アイオータ)の購入方法は以下の流れです。
1.IOTA(アイオータ)を取り扱う海外取引所に口座を開設
2.ビットコインを送金
3.送金したビットコインでIOTA(アイオータ)を購入
BitfinexとBinanceではイーサリアムでの決済にも対応しています。
以上、仮想通貨IOTA(アイオータ)の特徴や将来性などについてご紹介しました。
IOTA(アイオータ)のチャートを見ると公開直後の0.6ドル(約67円)から5.5ドル(約638円)まで上昇しています。
ビットコインやイーサリアムとは違ったシステムを持つIOTA(アイオータ)ですが、IoTの需要とともに大きく伸びていく仮想通貨だと思います。
仮想通貨Aは国内取引所には上場していませんが、今後、安定した値動きが続けば上場する方向に動くのではないでしょうか。
今後のIOTA(アイオータ)の動向に注目したいですね!
最後までお読み頂いてありがとうございました。