目次
暗号通貨『GameCredits(ゲームクレジット)』が業界を賑わせています。
その熱狂ぶりはすさまじく、ゲーマーや暗号通貨の投資家からは「ゲーム業界の革命」とまで呼ばれるほどです。
今回はゲームクレジットの特徴や購入・マイニングの方法を見ていきましょう。
GameCredits(ゲームクレジット)とは?
ゲームクレジットはその名の通りゲームを基軸にした暗号通貨で、通貨単位は「GAME」です。
ゲームクレジットを導入しているゲーム同士なら共通の通貨として利用できるのが大きな特徴です。
例えばファイナルファンタジーXIV(通貨「ギル」)とファンタシースターオンライン2(通貨「メセタ」)ではゲーム内で利用できるお金が異なります。
しかし両者がゲームクレジットを導入したならファイナルファンタジーXIV内で稼いだGAME(通貨)をファンタシースターオンライン2で利用することが可能になります。
興味ない方にとっては「なんだ、ゲームの話か…」と思われるかも知れませんがAR(拡張現実)やVR(仮想現実)の技術をはじめゲーム業界は世界中から注目を集めています。
またオンラインカジノやファンタジースポーツなど大きなお金が動くゲームも多いため、それらを一手に担う暗号通貨となれば値上がりは大いに期待できるでしょう。
※ファンタジースポーツ:最強のスポーツチームを作って対戦させるゲーム。賞金100万ドルの大会が開かれたりGoogleも投資するなど世界中で人気のゲームです。
GameCreditsの購入方法(取引所)は?
GAMEを取り扱っている取引所はいくつかありますが有名な所では大手のPoloniex(https://poloniex.com/) でしょう。
またGameCreditsは 2016年12月に国内の取引所「BTCBOX(https://www.btcbox.co.jp/)」への上場を表明しました。
まだ日時の詳細は公開されていませんが今後は国内でのGAME入手も容易になりそうです。
マイニング(採掘)のおさらい
これからゲームクレジットのマイニング方法を解説していきますが、その前にマイニングについて簡単におさらいしてみましょう。
マイニングとはブロックチェーン内での暗号通貨の送金・取引を認証する行為です。
例えば日本円なら日本銀行が発行し価値を保証しているので支払った時点で取引は認証されます。
対してビットコインを始めとする暗号通貨には発行母体が存在しないため、価値の裏付けもされていません。
そこで「その送金・取引が本当に正しいものなのか」認める存在が必要になります。
この行為を一人あるいは一組織ではなく、ブロックチェーン技術を利用してみんなで行おうというのがマイニングです。
使用するコンピュータの処理能力の一部を取引処理のために分け与え、無事に取引が認証されたら協力した報酬が貰えるのですね。
GameCreditsのマイニング方法は?
ブロックチェーン内での取引を認証する行為をマイニングと呼び、マイニングする人をマイナーと呼びます。
マイナーになるためには暗号通貨の取引を処理するためにコンピュータの処理能力を分け与える手続きを踏まなければなりません。
ここではできるだけ専門的・技術的な話を省いたうえでGameCreditsのマイニング方法を見ていきます。
1.ウォレットのダウンロード・同期
ウォレットとは暗号通貨を管理するためのアプリケーション、財布と考えればわかりやすいと思います。
GameCredits の公式ページ(https://wallet.gamecredits.org/)からダウンロードして同期を行います。
これでマイニング報酬を受け取る財布が用意されました。
2.マイニングプールのサイトに登録・設定
マイニングにはプールマイニング・ソロマイニングの2つがあります。
ソロマイニングとは一人でマイニングを行うのですが、高い能力を有する設備が必要です。
それが難しい人たちが「みんなで協力してマイニングして報酬は山分けしよう」というのがプールマイニングです。
そしてプールマイニングをする人たちが集うのがマイニングプールです。
マイニングプールの選び方は(記事の趣旨から逸れるので)割愛しますが、最低限GameCredits のアルゴリズムであるScryptに対応するサイトから選ぶようにしましょう。
3.マイナーの設定
処理能力をパソコンのどの部分から分け与えるかの設定です。
いわば採掘の道具選び、主にCPU・GPU・FPGA・ASICです。
それぞれに対応するソフトをインストールすることで準備は完了となります。
後はコンピュータを起動させている間に処理能力を分け与え、取引が認証される度に報酬が入ります。
GameCreditsの今後を予想!
開発元であるGameCreditsも既にGAMEに対応するゲームを開発中です。
いずれはゲーム内で稼いだGAMEを現実世界でも使えるようにするつもりらしく、ゲーマーにとっては夢のような話でしょう。
またゲームクレジットはゲーマーや暗号通貨の利用者だけでなくゲーム開発者にとっても有用なツールです。
例えばGAMEを先行販売して上がった利益を開発資金に充てる…なんてことも可能です(この手法をクラウドセールと呼びます)。
ゲーム業界の活気は上で説明した通り、ゲームクレジットの動向から目が離せませんね。
以上、今回は
について紹介しました。
最後までお読み頂いてありがとうございました。