メタマスクとは?仕組み・できること・セルフカストディの意味

メタマスクとは?仕組み・できること・セルフカストディの意味 暗号通貨の基礎知識

メタマスクとは?ブラウザとスマホで使えるセルフカストディ型ウォレット

メタマスク(MetaMask)は、ブラウザ拡張機能とモバイルアプリとして使える「セルフカストディ型」の暗号資産ウォレットです。資産の保有や、イーサリアム上のアプリケーションへの接続に使われるとされています(ethereum.org「MetaMask」)。

「セルフカストディ型」とは、資産を預かる事業者を置かず、利用者自身が管理するという意味です。

この記事では、メタマスクの基本情報、ウォレットとセルフカストディの意味、できること、シークレットリカバリーフレーズの役割を、出典を示しながら整理します。

POINT メタマスクは、ブラウザ拡張機能とスマホアプリで使えるセルフカストディ型のウォレットです。資産と秘密鍵を管理するのは利用者本人です。

メタマスクの基本情報(以前の名称・公式の説明・利用料金)

メタマスクは、以前はconsensysの名で知られていた暗号資産ウォレットで、2016年からイーサリアムの成長に関わってきたと公式サイトが説明しています(MetaMask公式サイト「MetaMaskについて」)。

利用料は無料と紹介されています(ダイヤモンド・ザイ)。公式サイトも、iOS、Android、Webブラウザで無料で使えると案内しています(MetaMask公式サイト トップページ)。

項目 内容 出どころ
名称 MetaMask(メタマスク) ダイヤモンド・ザイ
以前の名称 consensysの名で知られていた(現在はMetaMask) MetaMask公式サイト「MetaMaskについて」
公式サイトの説明 2016年からEthereumの成長に貢献してきたと説明 MetaMask公式サイト「MetaMaskについて」
利用料 公式は iOS・Android・Webブラウザで無料で使えると案内。ethereum.org はスワップ/ブリッジ 0.875%、売買 1% の手数料を掲載 MetaMask公式サイト トップページ、ethereum.org
管理方式 セルフカストディ型 ethereum.org、MetaMask公式サイト トップページ

なお、ethereum.orgはメタマスクの手数料として、スワップ/ブリッジ0.875%、売買1%を掲載しています(ethereum.org「MetaMask」)。

対応する端末(ブラウザ拡張機能とスマホアプリ)

メタマスクには、パソコンで使うブラウザ拡張機能と、スマホで使うアプリがあります(ethereum.org「MetaMask」)。

パソコンではWebブラウザの拡張機能として使います。スマホアプリはiOSとAndroidのどちらにも用意されています(ダイヤモンド・ザイ)。

ブラウザ版は、Google Chrome、Microsoft Edge、Firefox、Braveなどに対応していると紹介されています(ダイヤモンド・ザイ)。

ブラウザ版とアプリ版は、どちらか一方で設定すれば、もう一方でも同じウォレットを利用できると説明されています(ネットスターズ「暗号資産ウォレット『MetaMask』とは?」)。

暗号資産ウォレットとセルフカストディ型の意味

暗号資産ウォレットとセルフカストディ型の意味

ここでは、ウォレットが何を管理しているのかを確認します。

そのうえで、「カストディ型」と「セルフカストディ型」の違いを整理します。

ウォレットが管理しているのは「秘密鍵」

暗号資産のウォレットは、ブロックチェーン上に記録された暗号資産のデータへアクセスする権限を示す「秘密鍵」を管理するツールです(ダイヤモンド・ザイ)。

ウォレットが扱っているのは秘密鍵です。

カストディ型とセルフカストディ型の違い

「セルフカストディ」とは、利用者が資金への完全なアクセスとコントロールを持つ、利用者管理のウォレットを指します(ethereum.org「イーサリアムでの支払い」)。

メタマスクの公式サイトは、利用者がお金と、お金にアクセスするための秘密鍵を、すべて自分で管理できると案内しています(MetaMask公式サイト トップページ)。

ネットスターズも、メタマスクを「セルフカストディ(自己管理)」を前提としたウォレットと説明しています。資産の管理を第三者に委ねず、利用者自身が秘密鍵を管理するという考え方です(ネットスターズ)。

同じ解説は、シークレットリカバリーフレーズの紛失や第三者への漏洩といったリスクについて、利用者自身が十分に注意する必要があると述べています(ネットスターズ)。

メタマスクでできること

メタマスクでできること

ethereum.orgは、メタマスクの機能として、分散型アプリケーション(dapp)への接続、NFTのサポート、レイヤー2(L2)、スワップなどを挙げています(ethereum.org「MetaMask」)。

ここでは、そのうち接続、スワップとブリッジ、ガス代の3つを順に見ていきます。

DAppsやNFTサービスへの接続

DApps(分散型アプリケーション)とは、ブロックチェーン上で動作するアプリケーションの総称です。

メタマスクは、NFTマーケットプレイスやブロックチェーンゲームなど、ブロックチェーンを基盤にしたサービスとの連携に対応しています。サービスにメタマスクを接続すると、サービス内の取引や決済を、メタマスクに保管している仮想通貨で行えるようになります(ダイヤモンド・ザイ)。

NFTについては、ethereum.orgのチュートリアルが、メタマスクはブラウザ拡張機能でもモバイルアプリでも使えると説明しています。メタマスクが自動的にNFTを検出するのは一部のネットワークに限られ、それ以外では手動でインポートする場合があるとされています(ethereum.org「ウォレットでNFTを表示する方法」)。

トークンのスワップとブリッジ

スワップとは、あるトークンを別のトークンに交換することです。ブリッジとは、チェーンをまたいでトークンを移すための仕組みです(ダイヤモンド・ザイ)。

メタマスクには、この2つの機能が備わっていると紹介されています(ダイヤモンド・ザイ)。

スワップやブリッジには手数料が設定される場合があります。ethereum.orgは、スワップ/ブリッジの手数料を0.875%と掲載しています(ethereum.org「MetaMask」)。

ガス代(ネットワーク手数料)とは

ガス代(ネットワーク手数料)とは、ブロックチェーン上のサービスで取引などを行う際、つまりブロックチェーンに取引の内容を記録する際にかかる手数料のことです(ダイヤモンド・ザイ)。

イーサリアムなどのブロックチェーンには、1秒間に処理できる取引の量に上限があります。上限を超えた場合は、より多くのガス代を支払ったユーザーの取引が優先して処理されます(ダイヤモンド・ザイ)。

このため、ガス代は処理の状況によって変動し、処理が集中しているときは高くなることがあります(ダイヤモンド・ザイ)。

メタマスクの特徴として、ガス代をコントロールできる点が挙げられています(ダイヤモンド・ザイ)。ethereum.orgも、ガス代のカスタマイズを高度な機能の一つとして掲載しています(ethereum.org「MetaMask」)。

シークレットリカバリーフレーズとは

シークレットリカバリーフレーズとは

シークレットリカバリーフレーズ(Secret Recovery Phrase)は、メタマスクでウォレットを作成するときに(AppleまたはGoogle連携以外で)表示される情報です。

シークレットリカバリーフレーズは、ウォレットにある全ての秘密鍵をバックアップしたものとされています(ネットスターズ)。

ウォレットのバックアップとして働く12個の英単語

シークレットリカバリーフレーズは、暗号資産ウォレットに保管されているすべての秘密鍵のバックアップです。メタマスクでは、12個の英単語が特定の順序で並んだ形で表示されます(ネットスターズ)。

単語そのものに加えて、単語の順序も重要とされています(ネットスターズ)。

この情報が他の人に知られると、ウォレットにアクセスできてしまうと説明されています(ネットスターズ)。

ウォレット作成時に確認画面が表示され、欠けた3つの単語を正しい位置に配置する流れがあります(ネットスターズ)。

なお、AppleまたはGoogleアカウントとの連携を選んだ場合は、シークレットリカバリーフレーズは表示されないとされています(ネットスターズ)。

公式サイトとネットスターズの説明(管理の主体)

公式サイトは、お金をコントロールできるのは引き続き本人のみと案内しています(MetaMask公式サイト トップページ)。

ネットスターズは、ウォレットのパスワードを紛失した場合、メタマスク側ではリセットされないと説明しています(ネットスターズ)。

ネットスターズは、シークレットリカバリーフレーズの紛失や漏洩のリスクについて、利用者自身が十分に注意する必要があると述べています(ネットスターズ)。

POINT ウォレットが管理するのは秘密鍵で、シークレットリカバリーフレーズはそのバックアップです。




最後までお読み頂いてありがとうございました。

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